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雑記、ゲーム制作の進捗など

キミカゴ制作裏話その②

どうも、川澄シンヤです。

最近、ゲームばかりしているのですが…いやー、フリーゲームって楽しいですね!

確かに各所で言われているように、フリゲはDL数からして下火になっていると思います。

ですが、それ以上に趣向を凝らした力作が増えてきているように感じています。

動画(アニメ)を使った演出、ボイスコにプロの声優を起用したり、オリジナルBGMに主題歌…等々、数え出したらきりがありません。

つまり、ゲーム制作はこだわろうと思えばいくらでもこだわれる物(要するに沼)だという事です。それに熱意を傾けた作品は、遊んでいる側にもその“熱”が伝わるので、とても気持ちいいんですよね。「ああ、妥協しないで作ったんだな」というのが伝わって来て、こちらもゲーム制作を頑張ろうと思える。

だからフリゲは遊ぶのも作るのも好きです。私も情熱を持ってゲームを作っていきたいですね。

 

さて、前置きはここまでにして…「キミカゴ制作裏話その②」です!

今回は、あの隠しエンドについて触れちゃいます。毎度のことながらネタバレがありますので注意してくださいね。

 

 

 

【以下、ネタバレ】

 

【1】はじめに

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「見るなよ?絶対に見るなよ??」

と警告文まで付けておいたはずなのに…それなのに…

どうしてみんな、全ED回収してるんですかねぇ…。

 

いや、冗談抜きで苦手な人への配慮のために上の画像を作ったんですよ。見たくない人は見なくて済むように、あえて(ここ重要)トゥルーエンドは先に見られるようにしておいたんですよ? 決してプレイヤーへの嫌がらせではないです。

こ、怖いもの見たさで見たのかな…? 私としては嬉しい限りですが…。

 

【2】隠しエンド1

隠しエンド1は悠人が真琴と結ばれる内容です。

気付いたかもしれませんが、第一章の始め…悠人が見た夢に出て来た女性は真琴です。

愛歌に出会わなければ悠人は真琴と結婚し、普通ながらも幸せな生活を送るはずだった…。あの夢ではそれを表現しています。現実は非常ナリ…。

 

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隠しエンド1ではトゥルーエンドと対になるようにしました。

悠人からではなく愛歌から告白させる…。事前にトゥルーエンドを見たおかげで、胸糞成分ましましです(やっぱり嫌がらせしてる)。

テストプレイしながら「つらい…つらい…」と精神的ダメージを負ってました(特に上のシーン)。でもそんな時はトゥルーエンドやアナザーシナリオを読んでダメージを回復させてましたね…。

 

【2】隠しエンド2

実はトゥルーエンドの裏ではこんなことが…というエンディングです。

エンド1と比べ、短めであっさりとした内容になっています。まあ、もう少し詳しく書いても良かったんですが、エンド1でダメージを負ったプレイヤーに止めを刺すことになってしまうので、グッとこらえました。おさえろ…おさえろ…。

また、エンド2はあの終わりの後にどうなるのかあらかじめ考えていましたが、続きを書くことは避けました。

エンド1が長くなってしまったので、エンド2も同じ文字数にしてしまうと無駄に長ったらしくなると判断したからです。あと「トゥルーエンドの感動を返せ」だとか「作者の人間性を疑う」と言われてしまう事は必死だったので止めました。残念だなぁ…。

まあ、あの後どうなったかは皆さんの想像にお任せします。シアワセニナッテイルトイイデスネ(棒読み)。

 

【3】アナザーシナリオ

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奇跡、起きたね(にっこり)。

 

アナザーシナリオの解説です。

これは、隠しエンドを見た人だけ読むことが出来るお話です。私的に本編の二人(愛歌と悠人)より好きなカップルかもしれません。

この二人、めっちゃ尊くないですか?トゥルーエンドを迎えなければ、決して生まれないカップルなんですよ!?(うるさい)

本編のシナリオを書いている段階から、この二人をくっつけるつもりでした。…と言いたいところですが、実は本編と隠しエンドを全て執筆し終わってから降って湧いたシナリオだったりします。

隠しエンドを書き終わってから「さすがにこれで終わらせたらマズいでしょ」という、わずかばかりの良心が私に働きかけた結果生まれました。

寝る前に何かいいアイディアがないか考えていた(寝付けない時はいつもシナリオを考えている)時に、「ん?木戸くんと花恋ちゃんってめちゃくちゃお似合いじゃん?」ってなったわけです。始めから意図して二人のキャラ設定を考えていたわけではないのですが、パズルのピースがハマるようにしっくりきたので自分でも驚きました。

 

アナザーシナリオは30分程度で読み終わりますが、スチルが四枚出てきます。その中でも私が一番お気に入りなのが、このシーンです。

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この泣き顔、永遠に見られるな…(誤解を生む発言)。

 

アナザーシナリオでの木戸くんは「大人でスマートな対応が出来る男性」というイメージで書きました。内容はともあれ、恋愛経験をそれなりに積んでますからね。花恋ちゃんをさりげなくエスコートしていく感じです。

きっとリアルで木戸くんみたいな男性が居たらモテるだろうな…とか思ったり。さりげない気遣いって結構大事ですからね!

あとこれは裏話なんですが、木戸くんはいつも女性から告白されて付き合ってきました。彼からアプローチをすることも今までありませんでした。なので、誰かをデートに誘ったのは花恋ちゃんが初めてなんですよねー。

そう考えると何か…心がグッとなりませんか?(超アバウトな問い)

 

 

さて、これで新作「君の世界は鳥籠の中」の制作裏話を終わります。何か質問があったらTwitterのリプライ、DM、質問箱…何でもいいので訊いて下さいな。

次回のブログでは今後の活動についてお知らせしていきたいと思います。

 

では、また!